聖書箇所::創世記1章26~31節
暑い夏の日。お空を見あげたら青空が広がり、お日さまがかんかん照りの時もあります。けれどもそんな日の夜、同じお空にはお星さまがたくさん光っていることもあります。朝日が昇って夕方日が暮れるのは、地球の周りを太陽が回っているのではなく、太陽の周りを地球が回っているからです。同じようなお星さまは、太陽に近い順番から、水星・金星・地球・火星・木星・土星・その他となります。火星までが岩と土でできた星、木星からはガスでできたお星さまになります。今朝はこの木星からお話を始めましょう。
木星は12年かけて太陽の周りを回ります。けれども一日は10時間ほどで過ぎてしまいます。お月様は今のところ62個見つかっています。平均気温はマイナス144度。地球からはスペースシャトルを用いて片道2年5ヶ月ほどかかると言われています。実はこのお星さまは太陽になりきれなかったお星さまだとも言われていますが、その代わり様々な仕方で地球を守ってくれています。それは宇宙から飛んでくる、地球を壊してしまうような大きな隕石や小惑星を自分に引きつけて、ガッチリ受けとめてくれているということです。宇宙には北海道や九州ぐらいの大きさの隕石はたくさんありますが、そのような大きな岩の塊を木星が受けとめてくれているから、私たちは地上で暮らせると言われます。
けれども、そのようなしくみで守られている人間は、この地球では一体何をしているというのでしょうか。せっかく神さまがそのような素晴らしい宇宙を創ってくれたというのに、大人たちの喧嘩が絶えません。戦争も終わりません。まきこまれた子どもたちは、生まれた場所が違うだけで辛い思いをしなければならないのです。
悲しんだ神さまは、私たちに救い主を遣わしてくださいました。イエス様は「けんかはよそうよ、お互い大切にしようよ」と教えて、病気の人を癒したり、悲しんでいる人を励ましたりしてくれました。干からびた人の心に、すてきなお花を咲かせてくださいました。自分のいのちを犠牲にして、弱い人を守ってくれました。悲しいことがあったら、大空をみあげてみましょう。太陽を回っている地球の家族の星の姿と、イエス様を重ねてみましょう。小さな人間に神さまの大きな力がそそがれていることに気づかされ元気になりますよ。大人はしっかりしなくては。